連結会計は会計テクニックの中においてもかなり特殊な領域です。日商簿記検定においては1級レベルと、簿記経験者の中でもなかなか勉強する機会も少ないとも言えます。
連結会計は、複数の会社がグループとしてどのように経営しているかをまとめて見せるための会計方法です。たとえば、大きな親会社がいくつかの子会社を持っている場合、それぞれの会社は個別に財務状況を報告しますが、連結会計ではそれらを一つにまとめて、あたかも一つの大きな会社のように扱います。
連結会計の目的
連結会計の目的は、グループ全体としてどれだけ利益を出しているか、またはどれだけの資産や負債を持っているかを明確にすることです。これは投資家や銀行など、外部の関係者にとって重要な情報であり、企業グループ全体の経営状態、財政状態を理解するために必要です。
簡単な例
例えば、親会社が「A社」で、その子会社が「B社」「C社」「D社」であるとします。それぞれの会社が個別に決算を行い、利益や資産を報告しますが、連結会計では「A社+B社+C社+D社」を合算して、一つの大きな会社のように財務報告を作成します。これにより、A社のグループ全体がどのくらい儲かっているか、どのくらいの資産を持っているかがわかります。
経理の現場においては
連結会計の実務での経験を積んだことがある人となると非常に数が少ないというのが現実と思います。
東京アカウンティングサポート(TAS)のメンバーは監査法人での連結グループ企業の会計監査の経験を多く積んでおり、また上場企業の経理部の支援の経験も多くあります。
例えば各社の連結決算体制にマッチしたエクセルスプレッドシートの作成からその経理部での運用支援およびそのメンテナンス、従業員の方への研修会など、きめ細かな対応を行います。 DIVA、STRAVISなどの連結会計支援ソフトの操作等も行います。
エクセルでの連結精算表の例